こんにちは。Anne(あん)です。
先日ラジオを聞いていたら、比較的若い人の訪問販売の被害が増えていることが話題になっていました。
「今時訪問販売なんてあるの?」と思うかもしれません。
その手口は、新しくマンションで一人暮らしを始めた人を狙ったもの。マンションの管理会社を名乗って、高額な換気扇フィルターの購入を勧め、契約させるというものです。
管理会社と関係があるように言われると、「そんなものか」と信じてしまいますよね。
そこで、ふと私にも同じような苦い経験があることを思い出しました。
疲れの隙を突かれた「私の大失敗」
数十年前の引っ越しの日の出来事です。
その日は、連日の荷造りと様々な手続きで、過労により判断力が低下していました。
そこへやってきた業者が「浄水器の説明に来た」というので、つい中に入れてしまったのです。
そして、言われるがまま、その場ですぐに浄水器を購入してしまいました。
思えば、浄水器はすでに設置されていたものだったのですが、業者は自社の商品に交換して去って行ったようです。
すぐにおかしいと気づき、管理会社に確認すると「訪問はしていないし、フィルターの交換は必要時のみでいい」とのこと。
「しまった。だまされた。」と青ざめました。
すぐに調べて消費生活センターに連絡すると、担当の方に「クーリング・オフをしなさい」と淡々と教えられました。
※クーリング・オフとは、契約した後でも一定期間内であれば、無条件で契約を解除できる制度のことです。
ハガキでも有効とのことでしたが、私は念のため、申し入れた証拠が確実に残るよう「内容証明郵便」を利用することにしました。
そして数日後。業者がいきなりやって来て、浄水器を外すと、破いた契約書を突き返すようにして帰っていきました。
業者も私に腹がたっていたのでしょうが、平然を装いつつも、内心怖い思いをしました。
最低限のトラブルで事なきをえましたが、自分への戒めとして、当時の内容証明の控えは今も大切に持っています。
なぜ私は騙されてしまったのか?
振り返って原因を分析すると、いくつか重なっていました。
- 引っ越し前後で睡眠がとれず、心身ともに過労が溜まっていたこと
- ガスの開栓など、各種業者との立ち合いが続く中で、その一連の流れだと勘違いしたこと
- 「家族に相談する」という判断がとっさにできなかったこと
誰かに相談していれば、「まず管理会社に確認します」の一言で終わっていたはずです。
たとえ「おかしい」と気づく余裕がなくても、「その場では契約せず、必ず誰かに相談する」。これを徹底しておくべきだったと痛感しています。
もし契約してしまったら。クーリング・オフの事務手続き
「おかしい」と気づくのが契約の後になることも多いと思います。
訪問販売の場合、書面を受け取った日から起算して8日以内であればクーリング・オフが可能です。
すぐに対応すれば、被害は最小限に防げます。
まずは落ち着いて、以下の手順で進めましょう。
- 相談窓口へ電話する:管理会社への確認と並行して、お住まいの地域の消費生活センターに相談してください。消費者ホットライン「188(いやや)」で繋がります。
- 通知を作成する:書面(ハガキ等)または電磁的記録(メール等)で、契約解除の通知を作成します。
- 必要な情報:契約年月日、販売会社名、商品名、契約金額、そして「契約を解除する」という旨、通知を発した日付など。
- 記録を残して送付する:書面のコピー(両面)を必ず取り、郵便局の窓口から「特定記録郵便」または「簡易書留」など、発信の記録が残る方法で代表者宛てに送付することが重要です。
詳細は独立行政法人 国民生活センターのホームページでも確認できます。
いずれにしても、まずはプロである消費生活センターに相談することが大切です。そこには多くの事案が蓄積されており、適切なアドバイスが受けられます。
おわりに
訪問販売や特殊詐欺は、管理会社や警察を装い、私たちの心の隙を巧みに突いてきます。
「自分は大丈夫」と思わず、何事もその場で判断しないことが重要です。
特に過労で判断力が落ちている時こそ、一回立ち止まって深呼吸を。
そして「いったん保留にします」と伝える勇気を持ちましょう。
万が一、契約してしまってもクーリング・オフのように事後対応ができる場合もあります。
しかし、未然に防ぐ方が心身のダメージは少なくて済みます。(私も怖い思いをしました。)
これからの時代、自分の身を守る術をシンプルに身につけていきたいですね。
失敗は誰にでもあります。
私のこの苦い経験が、誰かの新生活を守る一助になれば幸いです。



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